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子宮がん検診(精密)

子宮がん検診(精密)
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子宮がん検診で「要精密検査」と言われたら

検診の様子

精密検査を受けるにあたって準備するものは?

精密検査を受けるには、以下のものをご用意ください。

来院する時間帯は?予約は必要?

検査内容によっては午前中のみの検査となる場合も多く、受診回数を少なくしたい方は、精密検査を同日に行うために午前中(12時まで)に来院して頂くことをおすすめします。

精密検査の結果はいつわかる?

検査結果は2週間後に診察でお伝えします。ご予約の上で受診をお願いします。

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子宮がん検診の統計について

ハートを持つ人

子宮頸がんは20代~30代の女性がかかるがんの中で最も多いがんです。そのため、補助のある市町村の子宮がん検診も20歳から受けることができます。

一番最近の統計では全年齢に対する受診率はおよそ36%しかありません。ここでは子宮がん検診に関する統計情報について説明します。

子宮がんの罹患率と死亡数

2019年の1年間に子宮がんで亡くなられた方は2,921人です。女性のうち75人に一人は子宮頸がんにかかります。

出典:人口動態統計2019年(厚生労働省大臣官房統計情報部編)

子宮頸がん精密検査の割合

2019年のデータでは精密検査になる割合はおよそ2%(20代ではおよそ4.3%)です。精密検査を受けた人の中でおよそ1.6%の人にがんが見つかりました。

例えば、20歳以上の女性10,000人が子宮頸がん検診を受けると以下のようになります。
例:20歳以上の女性が10,000人いた場合
検診を受けた人:3,600人
精密検査になった人:72人
精密検査を受けた人の中がんが見つかった人:1~2人
ということになります。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」

子宮がん検診について
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子宮がんの精密検査の検査内容

検診説明の様子

精密検査という結果がでた場合に行う以下の検査について説明します。

細胞診検査

子宮がん検診の際に行う検査です。検査結果によって行う精密検査の内容が異なるため、他院での結果が不明な場合には行います。

コルポスコープ

内診台でコルポスコープと呼ばれる顕微鏡を使用し、子宮頸部の病変を6~40倍に拡大します。肉眼では見ることができない病変の発見、病変部位の広がり、状態を観察します。この時に必要であれば生検をします。

パンチ生検

内診台で器具を使用し、子宮頸部の病変部位の組織を少し(数ミリ角)つまんで取り出します。子宮頸部細胞診の検査より多く、深い部分の細胞(組織)を採取します。

これにより、子宮頸部が異形成の程度(CIN1、CIN2、CIN3)を正確に判断し、その後の経過観察や治療方法を決定します。出血が続くことがありますので、1週間以内の大事な予定と月経を避けて午前中に検査をします。

HPV検査

子宮頸がんの原因は人パピローマウイルス(HPV)の持続感染の影響が考えられています。HPVのタイプを確認し、がんに進む可能性が高いかどうかのリスク判定を行います。

子宮頸部細胞診と同じように子宮頸部をこすって細胞を採取します。細胞診を当院で行った場合は、その細胞を流用して検査できますので再度内診台の上で細胞を採取する必要はありません。

※保管できる期間が限られています。子宮がん検診の結果が「要精密検査」の場合は、早めの受診をおすすめします。

検診結果と精密検査の方法

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子宮がん検診について
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検査後の注意点

注意事項 対処方法
タンポン 1~2時間後に抜いてください。
出血 月経と同じくらいの出血 1週間ほど続くことがあります。徐々に少なくなる場合は様子を見ます。
1時間ほどでナプキンから溢れるほどの出血 当院への連絡の上、受診をお願いします。診療時間外の場合は緊急病院へ受診をお願いします。
性交渉 1週間は控えてください。
縫合糸 溶ける糸を使用しています。抜糸の必要はありません。

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当院の子宮がん検診・精密検査の費用について

行う検査によっても異なりますが、診察と検査を合わせて3割負担の方では、3,000円から7,000円程度です。

子宮がん検診自体の料金を知りたい方は以下のボタンより、料金表をご覧ください。

料金表を詳しく見る

子宮がんの精密検査に関するよくある疑問・悩み

検診を行う医者

婦人科の精密検査を受ける際によくある疑問・悩みにお答えします。

コルポスコープ検査や組織検査に痛みはありますか?

子宮がんになると妊娠できなくなりますか?

必ずしも妊娠できなくなる訳ではありません。初期の段階では、妊娠・出産が可能な治療を選択することも可能です。子宮頸がんは定期的な検診とワクチン接種により予防することが可能です。ワクチン接種と定期的な検診をおすすめします。

妊娠中でも精密検査を受けられますか?

妊娠中でも精密検査は受けられます。妊娠週数が進むとともに子宮の入り口が出産に備えて変化し、出血しやすくなることがあります。そのため、精密検査が必要な場合には早めに受診しましょう。

生理期間中に精密検査を受けられますか?

精密検査の場合には生理中は避けて検査を行います。また、生検をした後は1週間ほど出血が続く場合もありますので、生理前も避けたほうがいいかもしれません。

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監修者情報

宮島慎介

宮島慎介 医師

所属学会

日本産科婦人科学会 専門医
日本乳癌学会 認定医
日本乳がん検診精度管理中央機構 マンモグラフィ認定読影医AS判定
日本癌治療学会 会員

2016年の開院以降、現場の臨床に即した婦人科及び乳腺治療にあたる。年間に約3万件の婦人科検診、子宮がん検診や乳がん検診(読影のみを含む)を行い、年間約1,000件の検診異常の精密検査を行う。傍らでは執筆活動、学会出席、講演などにも対応。

\オンライン診療も受付中/

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