不正出血、生理不順、オリモノの異常、下腹部の違和感、痛み、避妊など、症状に対して検査をし、検査の結果から適切な対処を行います。
卵巣から分泌される女性ホルモンの不足や分泌のバランス異常によって起こります。
体質的なもので原因が分からないことも多いですが、高プロラクチンや甲状腺異常、多嚢胞卵巣症候群がその原因となっていることがあります。
子宮の筋肉の部分に良性のコブができる病気です。月経量が多くなったり、月経期間が長くなったりします。
ホルモン剤による治療で子宮筋腫を小さくし、日常生活に全く支障がなければ経過観察をします。状態によっては、手術が望ましい場合もあります。
子宮の内膜に似た組織が子宮の内膜以外に発生し、卵巣や子宮などが、おおきく腫れる病気です。
生理痛が強くなったり、性交渉あるいは排便時の痛みが発生したり、慢性的な下腹部痛の原因になったりします。
卵巣に液体がたまることを卵巣嚢腫、卵巣に腫瘍ができることを卵巣腫瘍といいます。
ほとんどは原因が分かりませんが、中には子宮内膜症による(よく卵巣チョコレート嚢腫と呼ばれます)ものもあります。
治療法はチョコレート嚢腫の場合は子宮内膜症の治療となりますが、その他の場合は経過観察していくか、がんが疑われる場合は手術が勧められます。スクリーン リーダーのサポートが有効になっています。
生理前に下腹部の違和感、イライラ、うつ症状、胸のハリ(痛み)、頭痛などが発生し、生理が開始すると同時に症状が消失します。
低用量ピルを服用することで改善されます。
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女性が性交渉で感染しやすいものとしてクラミジアや淋菌、トリコモナスがあげられます。
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50歳前後の閉経前後の方に発症する病気で、ホットフラッシュ(ほてり)、異常な発汗、不眠、イライラ、うつ、易疲労感などが主症状です。
診断を確定する検査はないため、症状をお聞きし、治療を開始することで、診断します。治療法は漢方治療やホルモン治療などですが、必要に応じて精神科治療も並行して開始します。
経腟超音波検査
婦人科的な診察(内診)の際に使用する超音波検査装置です。膣を通して(膣の中に入れて)骨盤内の状態を観察しますが、主に子宮、卵巣を詳しく見ることができ、お腹から超音波検査するよりもより精細な状態観察をすることができます。
婦人科疾患を調べる検査として最も簡便で不可欠な検査方法です。
ただし性交渉が未経験の方の場合は、超音波検査の検査プローブの先端が膣の中を通りますので、痛みを伴うことが多く、あまりお勧めは致しません。