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避妊したい-種類や料金は?-産婦人科医師が解説

2023.05.27

 

 

避妊方法には、コンドームやピル、避妊器具の挿入などがありますが、体質や年齢によって使用できない方法もあります。ここでは、避妊方法や避妊に失敗した場合に服用する緊急避妊ピル(アフターピル)について説明します。

避妊方法(性交渉前)

避妊とは望まない妊娠を防ぐための方法です。それぞれにメリットやデメリットもありますので、適切な方法を選択します。膣外射精は避妊方法ではありません。

低用量ピル

女性が自分で行うことのできる避妊方法です。1日に1錠のピルを服用すれば避妊が可能ですが、年齢や体質によって服用できない場合もあります。処方には検査と診察が必要です。

避妊だけではなく生理痛の改善や月経周期のコントロール、PMSなどにも効果があります。

 効果  排卵を抑制。子宮内膜の厚みを増やさない
 副作用  吐き気 不正出血 頭痛・下腹部痛 眠気 胸が張る 血栓症
 避妊率  99.7%(飲み忘れがない場合)

 

ピルの7つのメリット

ピルの料金
 

コンドーム

薬局で購入が可能なので、医師の診察も要りません。性感染症の予防もできますが、男性の協力と正しく装着する必要があります。

 効果  精子を子宮に侵入させない
 副作用  なし
 避妊率  一般的な使用 86%
 理想的な使用 97%

※避妊率は厚生労働省「経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ」より

ミレーナ(避妊リング)

子宮内に留置する避妊具です。婦人科で処置を受ける必要がありますが、5年間の効果があり長期的にはピルでの避妊より安価です。血栓症のリスクは増加しないため、ピルの服用ができない方もミレーナは使用できる可能性があります。
 

 効果  生理の量を減らす
 副作用  腹痛 月経周期異常 過長月経
 避妊率 99.5%

 

ミレーナの効果
 

避妊に失敗した(緊急避妊)

コンドームが破れたり避妊せずにセックスした場合に、望まない妊娠を防ぐための性交渉後に行う緊急的な避妊です。

アフターピル

性交渉から72時間以内に服用する必要がありますが、早いタイミングほど効果が高いです。あくまでも緊急用のため、日常的に使うものではありません。

 効果  排卵の抑制 排卵を遅らせる
 副作用  眠気 不正出血 むくみなど
 避妊率 98%(72時間以内)

 

アフターピルの注意事項

避妊の料金

避妊方法ごとに料金が異なります。

種類 単位 料金 診察
初診 再診
低用量ピル 1シート(28日分) 2,420円 2,200円 1,100円
ミレーナ 1回(5年) 66,000円 不要 不要
アフターピル 1回 7,700円 2,200円

 

まとめ

低用量ピルやミレーナで避妊を行うには、医師の診察や検査が必要です。婦人科(婦人科クリニックフラウ栄)へご相談ください。

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監修者情報

宮島慎介

宮島慎介 医師

所属学会

日本産科婦人科学会 専門医
日本乳癌学会 認定医
日本乳がん検診精度管理中央機構 マンモグラフィ認定読影医AS判定
日本癌治療学会 会員

2016年の開院以降、現場の臨床に即した婦人科及び乳腺治療にあたる。年間に約3万件の婦人科検診、子宮がん検診や乳がん検診(読影のみを含む)を行い、年間約1,000件の検診異常の精密検査を行う。傍らでは執筆活動、学会出席、講演などにも対応。

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