子宮体がんとは?症状や検査について解説
2026.02.16
40代~50代や閉経後の不正出血は子宮体がんのリスクがあります。このページでは当院での検査の流れを説明します。

子宮体がん
妊娠の際に胎児を育てる「子宮内膜」に発生するがんです。子宮内膜がんともいいます。
40歳ごろから増加し、50歳から60歳代でピークになります。
子宮頸がん
子宮の入り口にある子宮頸部にできるがんです。おもにヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。
20代〜30歳代の女性がかかるがんの中で最も多いがんです。
子宮体がんの症状
最も多い症状は不正出血です。特に40代以上や閉経後の不正出血は注意が必要です。まったく症状がなく、婦人科検診のエコー検査で見つかることもあります。
- 閉経後の出血
- ダラダラと少量の出血が続く
- 性交後の出血
- オリモノに血混ざる
- 茶色のオリモノ
検査
不正出血の症状で来院された場合は、子宮がん検診と婦人科エコーの検査で確認します。婦人科エコーにて子宮体がんの可能性がある場合は、子宮内膜細胞診をおこないます。
当院の子宮体がんの検査
1.婦人科エコーで確認
婦人科エコー検査で、子宮内膜の状態や厚さを確認します。

2.子宮内膜細胞診
子宮内膜が厚い場合は、子宮内膜細胞診を行います。
3.再確認
子宮内膜細胞診の結果が陰性でも100%がんではないと言い切れません。
子宮内膜が薄くなったタイミングで、再度婦人科エコー検査で子宮内膜の状態を確認します。
「生理7日目ごろ」に婦人科エコーをおこなう理由

子宮内膜細胞診の検査は子宮体癌を調べる有効な検査ですが、偽陰性(がんがあっても陰性という結果)の可能性はゼロではありません。そこで、本来であれば子宮内膜が一番薄い時期に、再度の婦人科エコー検査をおこなうことが重要です。
よくある質問
Q.子宮内膜細胞診の検査は痛いですか?
A.子宮の奥に細い器具をいれて検査をするため、個人差はありますが生理痛のような痛みを感じることがあります。
Q.検査の結果がでるまでどのくらいの期間がかかりますか。
A.2週間後には結果のお伝えが可能です。
Q.子宮体がんはどんな人がなりやすいですか?
A.出産経験のない方、肥満や月経不順といった体質をお持ちの方、多嚢胞卵巣症候群(PCOS)、糖尿病、高血圧の持病をお持ちの方 がなりやすいと言われています。
Q.子宮体がんの検査は子宮内膜細胞診だけではだめですか?
A.子宮内膜細胞診の検査は、子宮体がんの検査に有用です。しかし、病変が局所にある場合やがんの特性によって、がんがあっても陰性という結果がでることがあります。そのため、精度を高めるために婦人科エコー検査を追加します。
Q.生理7日目に受診できません。14日目の受診でもいいですか?
A.生理14日目の場合は、子宮内膜が厚くなり検査には不向きです。生理7日目前後の受診をお勧めします。
Q.子宮体がんの初期症状はなんですか?
A.不正出血が出るようになった、普段は出ないオリモノが出続けるようになった、など何らかの膣からの分泌物の異常に気づく方が多いですが、普段から月経不順があることで子宮体癌の初期症状に気づかず検診で指摘される方も見受けられます。
